こんにちは、Ayaneです。
オンラインで日本語を教えていると、日本で生活している外国人の生徒さんから様々な悩み相談を受けます。
例えば、「仕事で使う日本語が分からない」「ゴミ出しのルールが分からない」「病院で使う日本語が分からない」などです。
専門用語が多い職場や病院では、日本語の勉強を一通り終えた生徒さんでも、難しいです。
英語が得意な日本人の方でも、「給与明細」「医療控除」「問診票」「確定申告」などの英単語がパッと思い浮かぶ方は少ないのではないでしょうか?
また海外生活では、言語の壁から年金の仕組みや、交通ルール、制度などを知らず、不利益を被ってしまうこともあります。
そんなことにならないように、今日は日本で生活する外国人の方に教えたいサイトを紹介したいと思います。
【日本語教師】日本で生活する外国人の方に教えたいWebサイト一覧
・愛知県で安心・安全な生活を楽しむためのサポートガイドブック
愛知県が作成した「新たに来日した外国人就労者に対する早期適応研修 カリキュラム」です。
契約書や給料明細表の見方、働く時のきまり、病院の選び方、災害が起こった時の行動の仕方、ゴミ出しや交通ルールなど日本で生活する上で大切なことをイラスト付きで分かりやすく説明しています。
愛知県に住んでいなくても日本に住んでいる外国人の方には、ぜひ読んでほしいサポートガイドブックです。
様々な言語に対応しています。
・出入国在留管理庁 生活・仕事ガイドブック(やさしい日本語版)/生活・就労ガイドブック
出入国在留管理庁ホームページで手にいれることができるガイドブック。
在留カードに書かれていることや市役所や区役所でできること、マイナンバー制度などについてやさし日本語を使って分かりやすく説明しています。
働く時のルールや社会保険、労働保険、子どもを産んで育てる時に必要なこと、学校や医療、年金、税金、交通ルール、緊急時の対応など日本で生活する上で知っておきたいこと全てが記載されています。
日本人の私でも知らない法律や制度などがあり、大変勉強になりました!
・「生活者としての外国人」のための日本語学習サイト つながるひろがる にほんごでのくらし
あいさつや買い物、電車に乗る、防災について考える、役所に行くなど、様々な場面を想定し、日常生活に基づいた日本語を学ぶことができます。
各場面に1つの動画が掲載されており、動画を見ながら使う場面に応じて使う日本語を学ぶことができます。
沖縄県国際交流・人材育成財団が作成している外国人のための防災ハンドブック。
日本は災害が多い国です。
災害が起きた時、どうしたらよいのか事前に知っておくことが大切です。
災害が起きた時の行動の仕方、事前にできる対策なども書かれています。
災害時に役立つアプリなども載っています。
多言語に対応しています。
東京都教育委員会が、外国人児童、生徒用に作った教材。
学校の設備や持ち物の名前、教科など学校に関わる単語を覚えられます。
国によって制度や仕組み、金額が異なるので、年金についてよく分からない方が多いです。
私も海外にいた時、年金について全く分かりませんでした。
こちらの日本年金機構のHPでは、年金とは何か、相談できる場所などの一覧が載っています。
英語でも書かれています。
厚生労働省が出している、外国人向け多言語説明資料一覧。
様々な言葉で、病院に関わる情報を知ることができます。
多言語に対応した、内科、小児科、皮膚科などの病院に合わせた問診票のフォーマットがあります。
日本の制度(高額医療制度、出産一時金など)の説明も多言語に対応してあります。
【日本語教師】日本で生活する外国人の方に教えたいWebサイト一覧
日本には、在留外国人の方々の為になる役立つサイトがたくさんあります。
しかしながら、言語の壁の問題から、検索の仕方が分からず、それらのサイトを知らず不安感を抱えていたり、困っていたりする方が多いです。
もし困っている外国人の方がいたら、ぜひこれらのサイトを教えてあげて欲しいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
随時、役に立つサイトを見つけましたら掲載していく予定です。
追記
ぜひ聞いてもらいたい「やさしい せかい」
「海外移住」という言葉を聞くと、キラキラしたイメージを想像するかもしれません。
しかし、実際は本当に大変です。
住むために必要なVisa申請、役所での手続き、病院、銀行、制度、保険、、、言語の壁が大きすぎて毎日がサバイバルです。
日本で暮らす外国人の方々がもっと安心して暮らせる社会になってほしいと思います。
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